築25年の2階建て木造住宅を愛犬との暮らしを考えてリノベーション
お子様が独立された60代のご夫婦がこれからの暮らしを楽しむ住まいです。
築25年のお住まいは、急な階段や底冷えする寒さ、結露やカビなどの古い戸建て住宅共通の不安要素が多くありました。
それに加え、これから4代目の小型犬を迎えたいこと、
滑りやすいフローリングのために晩年に関節を傷めてしまった先代の愛犬のことも伺いました。
そこで【小型犬との暮らし】を中心に、間取りの変更を含むリノベーションが始まりました。
ご夫婦お二人が適度な距離を保ちつつこれからを心地よく暮らせるように、1,2階それぞれに洗面スペースを設置し、
他にも収納の充実、バリアフリーや断熱改修にも取り組んでいます。
愛犬との暮らしのためには室内の空気を爽やかに保つ杉板の腰壁や、柔らかいコルク床もご提案しました。
天然のコルクは犬を飼う人にはおすすめの床材です。
柔らかいだけでなく、断熱性もあり床のひんやりした感じも緩和されるので、
飼い主さんにとっても優しいすまいとなってくれることと思います。
奥様念願だったドッグバスも広くした玄関に設置しました。
玄関には散歩の時に着ていく上着や、重いペットフードなども収納できるように大型クローゼットも。
また、老朽化していたキッチン、風呂、洗面台トイレなどの交換や、
ほとんど開き戸だった扉の引き戸への交換も行っています。
大規模な工事になりましたが、工事期間は2か月と1週間で完成しました。
少し重い感じだったインテリアは、無垢の杉板の腰壁と合わせてナチュラルな雰囲気にリニューアルしています。
新旧が混ざり合ったリノベーションならではの空間となりましたが、
間取りが変わったせいで家全体がフレッシュな空間へと変化したように感じています。
設計:木の家設計室 アトリエ椿(https://www.atsubaki.com/)
撮影:小野寺宗貴
リフォーム全面リフォーム・増改築
【愛犬と暮らす家】×【木のリノベーション】のやさしい住まい
築年数: | 築25年 |
施工日数: | 2か月と1週間 |