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TAKEWAKIブログ素材のはなし

桧の効能について

桧は、古来より人に親しまれ「貴い木」として愛用されてきました。古代人が「火を起こす木」から「ヒノキ」と呼ばれ、現在の「桧」になったと言われています。

桧林

昔から桧には、「桧の家に住むと風邪をひかない」、「3年間は蚊がやってこない」などの伝承があります。これは桧の精油成分に自分の身を守る効能があるからです。

 

 

桧の特徴と言えば、森林の中にいるような「香り」です。この香りの元となるのが、『フィトンチッド』と呼ばれる成分で「抗菌効果」、「消臭・脱臭効果」、「リフレッシュ効果」があります。また、「肝機能の改善」にもフィトンチッドは効果的とされ、飲み過ぎ等によって弱った肝臓を桧風呂で元気にすることもできる!と言われています。

ハーフバスユニット

~桧のハーフバスユニット~

 

桧は植物の中でもフィトンチッドの含有率が高く、伐採後も発散し続けます。桧に含まれる木の香りは脳の活動と自立神経活動を鎮静化し、リラックスさせることが分かっています。血圧低下や脈拍の乱れの減少、快眠など数多くの効果をもたらしてくれます。

 

 

さて、桧をはじめとする植物がフィトンチッドを発散する本来の目的は、「植物を襲う微生物を殺菌する」ためです。植物は常に微生物に狙われ、逃げ出すこともできず、少しでも弱ると微生物に襲われ、カビが生えたり、腐ったりします。これらに対抗し、植物が自己防衛のために発散する芳香性の抵抗物質が、フィトンチッド(フィトンは植物、チッドは殺す=ロシア語)、即ち、植物が持つ殺菌効果です。このフィトンチッドは人間には有益で、精神を安定させ、大脳中枢を刺激し、体の調整を高める等の効果があると言われています。山の中で働く人たちは、二日酔いや、ちょっとした風邪等は、仕事をしている間に治ってしまうと言われており、これらがいわゆる森林浴の効能、フィトンチッドの吸収効果です。

桧の葉

桧って、すごいですね!

 

 

さて先日、現場で大工さんから「お風呂に入れると良いよ~」と、

桧をかんなで削った切れ端をいただきました。

桧の切れ端

これだけの切れ端でも、本当に良い香り。

今日、早速お風呂に入れて『フィトンチッド』の効能を試してみたいと思います。

 

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