梅雨が空けた7月の猛暑日に、JBN既存改修委員会主催の耐震セミナーを開催しました。
講師はいつもお世話になっている設計工房の佐久間先生にお願いして、熊本地震の調査報告をはじめ、新耐震基準の木造住宅耐震性能検証法や実際に地震で被災した時の被災度区分判定基準及び復旧技術指針についてお話し頂きました。
特に印象に残った点として、熊本地震で最大の被害に遭った地区の中でほとんど被害が無かった家の耐震性能がどのようなものだったのか、実際に調査されて机上の計算だけでは分からないポイントを伺えたことと、既存の家で耐震性能が低い家を大地震が起こる前に耐震補強しておく場合と、補強を行わないで被災した場合の補修の金額の差がとても大きい点でした。
いつかこちらでも起こるであろう大地震に対して、今何をすべきか。
改めて行動することの大切さを学んだセミナーでした。