先日の10日(金)に、今年で13回目となる「松戸宿坂川献灯まつり」に行ってきました。
「とうろう流し」 夕方、まだ明るい頃の様子です。
夜になると、ぐっと素敵な雰囲気に。
江戸時代、水運と宿場で栄えた松戸の町では、毎年夏の盛りに「とうもろこし市」が立ちました。昔、品種改良以前のトウモロコシは今のものよりずっと赤い色の実が付いており、赤く種の多いものは「雷除け」になると言われ「ほおずき」や「とうもろこし」を売る市が立ちました。8月10日は観音様の縁日「四萬六千日」にあたり、松龍寺参道は多くお参りの人出がありました。
現在「とうもろこし市」が立つ縁日は、献灯が行なわれたという昔からの言い伝えにちなみ「献灯まつり」と名づけられました。坂川の流れに沿って多数の行灯や提灯を並べ、自然の恵みや坂川を開いた先人たちに感謝の気持ちを表す行事を催すこととなりました。昔からの「とうもろこし市」はもちろん、新たに約1300基の灯籠が放流予定の「とうろう流し」が加わりました。
坂川沿いには、縁日屋台がならびます。
「とうもろこし市」 焼きたてのとうもろこしは、とっても美味しく格別でした。
近隣の小学生・絵画教室の子供たちが絵を描いた、献灯箱あんどんが照らします。
坂川沿いに、およそ500mにわたって1000基の献灯が並びます。
松龍寺境内では多くの竹あんどんが並ぶ穏やかな空間の中で参拝することができます。
坂川ひろば向いの親水公園デッキをステージにして、ご当地ゆかりのアーチストが歌や演奏を披露。
その他、「むかし遊び」や「ゆかたde坂川めぐり」等、色々なイベントがあり、とても楽しいお祭りでした。
記:那須美樹