つい昨日までは天気がよく晴天日和が続きましたね。
現在、建設中の「笑輪楽(わらわら)はうす」は外壁・屋根工事を進めております。
サッシやタイベックシート、ラス下地を貼り外壁「かきリシン」を施工する前段階まで進みました。
今回、屋根には「そよ風R」を使用しました。
「そよ風R」とは・・・
従来のそよ風を「もっと簡単に、もっと効率よく」働かせるためにリニューアルした仕様になっております。
今回、起用したポイントとしましては「集熱チャンバーを使わない集熱方法」「集熱効率を上げる新採熱板」「縦ハゼ葺き用のガラス押え金物」になります。
・集熱チャンバーを使わない集熱方法
→棟周りでの収まりで複雑な収まりが多かった部分をチャンバーを無くしたことにより、スッキリした収まりになりました。
ただし集熱チャンバーを設けている目的としては、屋根全体の空気を均等に集めておりましたが集熱チャンバー内での熱が室内に下りるまでに低下してしまうこともありました。
そこで必要となったのが
・集熱効率を上げる新採熱板
→採熱板を使用することにより屋根全体の空気温度を下げることなく室内へ下ろす空気導線を設けております。
・縦ハゼ葺きのガラス押え金物
→従来のそよ風は「瓦棒葺き」にガラス押えを取り付ける方法を使用しておりましたが、そよ風Rでは「縦ハゼ葺き」でのガラス押え金物を起用しております。
大きな違いとしては屋根材にガラス押え金物を固定する際にビスで固定するのか、ビスも使用しない方法で固定するのかです。
この内容を聞いただけで何がそんなに「大きな違いなの?」と思われますが...
「瓦棒葺き用のガラス押え金物」は瓦棒と呼ばれる部分に屋根材にビスで穴をあけて固定します。
→リスクとしては、もし長い築年数がたった後に大雨が降るときにその部分から雨が侵入する可能性があります。
そのリスクをなくしたのが「縦ハゼ葺き用のガラス押え金物」となります。
ハゼと呼ばれる部分にビスを使用しないでボルトで固定する方法になっております。
それにより長い年数がたったとしても雨が侵入するリスクを減らすことが可能となりました。
屋根工事は、板金工事→ガラスを乗せる工事→棟板金工事と残すところあと少しです。
天候に左右される時期ですが、気を抜かず工事を進めていきます。