大工さんの道具につきましてご紹介させて頂きます。
材料の加工やモノを造るにも必ず道具というのは必要になってきますが、
使用する用途によって色々な道具が使用されています。
▲鉋(かんな)とは木材の表面を削って平らにする道具
これから”かんな台”についてお話させて頂きます。
かんな台には「台頭(だいがしら)」「台尻(だいじり)」「下端(したば)」と
それぞれ呼び名があります。
その中でも「かんな台の下端調整」につきまして少し触れて行きたいと思います。
▲かんな台の調整作業 別名:台かんな
かんな台の調整は、作業をする前に大事な調整になります。
▲かんな台の調整後
削った箇所と削っていない箇所がハッキリわかりますね。
▲台直し鉋(かんな) 別名:立て鉋(かんな)
かんなの調整には「台直し鉋(かんな)」や「差し金(さしがね)」を使用します。
差し金は、かんな台に当て前と後ろの隙間を確認し、
また斜めにも当てて捻れ(ねじれ)が生じていないかも確認するそうです。
▲最後にかんな刃を研ぐ作業
道具をお手入れしますと良い仕事に繋がり
それが作品を通して良い家が出来ます。
記:高月順平