先日、子供達が通っている小学校より依頼があり、6年生の児童に向けてキャリア教育授業を行ってきました。
キャリア教育とは、望ましい職業観や職業に関する知識を身に付けさせ、自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力・態度を育てる教育のことです。 「キャリア教育」という用語は、1999年に公の文書に登場した新しい言葉ですが、実は、これと同じ意味の用語を今までも使っていました。「進路指導」です。 これまで「進路指導」というと、学業成績によって進路を「選択」することを重視した指導であったり、偏差値を基にするなどして、中・高等学校の卒業前に集中的に行われる指導だったため、本来の意味からかけ離れた意味で用語が使われて、広く誤解されてきました。 「進路指導」は、その誤解を解き本来の姿を取り戻そうとして「キャリア教育」という名称でリニューアルし、近年、小・中・高等学校で「キャリア教育」を推進する動きが活発になっているそうです。 今回、私は建築士の仕事について説明しました。 建築士の仕事内容や、建築士になるためにはどうしたら良いか。 次に家づくりの流れを説明したり、木材の性質について解説したり、、、 皆さんメモをとりながら、真剣に聞いてくれました。 最後には、質問コーナーも。 「なんで、建築士という職業を選んだのですか?」 「仕事をしていて一番嬉しかったことは何ですか?」 「一番大変なことは何ですか?」といった質問や、 「なんで大工ではなくて、建築士を選んだのですか?」 「お給料はいくらぐらいですか?」といった質問も。。 ドキドキ、ヒヤヒヤしながらも何とか、答えることができました。。 今回の授業を受けて、将来この中から建築や住宅に興味を持ってくれる子供が一人でも多く出てくれたら良いな。と思います。 記:那須美樹