先週は協同組合もくよう連の定例で朝1の新幹線で京都へ。 会議の後は毎回楽しみにしている、京都の文化を学びに仲間の工務店の人達と巡りました。 まずは、昭和を代表する庭園家、重森三玲氏の旧宅(重森三玲庭園美術館)へ。 以前拝観した東福寺方丈庭園と同様に枯山水庭園で、三玲氏のテーマである永遠のモダンが表現されています。 主屋と書院は1700年代に建てられたもので、ここから眺めると庭がまるで額縁の中にあるように造られていました。 天井の照明は交友があったイサム・ノグチ氏からもらったものです。 外の縁側に出てふと見るとケヤキの1枚板でした。 書院造りの広間の茶室に入ると、三玲氏の書いた掛け軸を始め、襖の波の絵や釘隠まで本人作とのことでした。 庭園の次は京唐紙を制作している山崎商店さんへ 職人さんの手作業で1枚1枚丁寧にそして手際良く版木から模様が移されていきます。 京唐紙といえば唐長さんが有名ですが、こちらでは襖紙を1枚から造ってくれますので 今度是非頼んでみたいと思います。 直ぐ近くには幕末に長州藩と会津・薩摩藩の戦いがあった蛤御門がありました。 タクシーで前を通ることは度々あったのですが、こうして前に立って見ていると、 ここでどのような戦いが行われたのか想像するだけで身震いがしてきました。 京都はいつ来てもこのような歴史を体感できる場所が沢山あるので、何回来てもあきませんね。