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野田の家 手刻み

先月の墨付けから進めていました、野田の家の手刻みがおおよそ完了してあとは上棟を待つばかりとなりました。
今回から新たにタケワキ住宅建設の社員大工となった荒木君が初めての墨付け・刻みを親方に教わりながら一生懸命に加工を行っていました。
一人前の大工を目指して第1歩を踏み出した荒木君にとって一生忘れられないと思います。完成まで一つ一つ着実に丁寧な仕事を覚えていってもらいたいですね。

 
 
 

大工さんの道具のメンテナンスについて

 

大工さんの道具につきましてご紹介させて頂きます。

材料の加工やモノを造るにも必ず道具というのは必要になってきますが、

使用する用途によって色々な道具が使用されています。

▲鉋(かんな)とは木材の表面を削って平らにする道具

これから”かんな台”についてお話させて頂きます。

 

かんな台には「台頭(だいがしら)」「台尻(だいじり)」「下端(したば)」と

それぞれ呼び名があります。

 

その中でも「かんな台の下端調整」につきまして少し触れて行きたいと思います。

 

▲かんな台の調整作業 別名:台かんな

かんな台の調整は、作業をする前に大事な調整になります。

▲かんな台の調整後

削った箇所と削っていない箇所がハッキリわかりますね。

        ▲台直し鉋(かんな) 別名:立て鉋(かんな)

かんなの調整には「台直し鉋(かんな)」や「差し金(さしがね)」を使用します。

 

差し金は、かんな台に当て前と後ろの隙間を確認し、

また斜めにも当てて捻れ(ねじれ)が生じていないかも確認するそうです。

▲最後にかんな刃を研ぐ作業

 

道具をお手入れしますと良い仕事に繋がり

それが作品を通して良い家が出来ます。

 

記:高月順平

 
 
 

セルローズファイバー燃焼実験を行いました。

ホウ酸は本当に燃えにくいの?セルローズファイバーは本当に燃えないの??

セルローズファイバーについて、調べれば調べるほど疑問に思ったので、

実際に材料を少しもらってきて、燃焼実験を行いました。

セルロースファイバー 燃焼実験

セルローズファイバーの表面を炎で炙ってみます。

セルロースファイバー 燃焼実験

表面が少し焦げてきましたが、炎はあがりません。

セルロースファイバー 燃焼実験

さらに炙り続けましたが、、、表面が炭化するだけでした。

この炭化層が、火災の際には酸素を遮断し、燃え広がらなくするのです。

 

本当にすごいですね!セルローズファイバー。

新聞紙から作られていると聞くと、どうしても燃えやすいのでは?と思ってしまいますが、

驚きの結果が得られました。

 

記:那須美樹

 
 
 

『心和の家』セルローズファイバー吹込み施工を行いました。

現在、松戸市で工事を行っている『心和の家』で、断熱材『セルローズファイバー』の吹込み施工を行いました。

心和の家 セルロースファイバー吹込み施工

私たち日本人にとって、「かやぶき屋根」に代表される家づくりは自然と共に生きる知恵のカタチであり、その秘密は身近な天然素材の活用にありました。豊かな実りの後に残った『藁』という素材です。 その秘めたる力を利用し、厳しい寒・暑・湿から身を守っていたのです。その知恵を現代建築に生かしたのが、このセルローズファイバーを使った断熱工法です。

セルロースファイバー

セルローズファイバーとは、回収された新聞紙古紙を原料とした再生エコロジー断熱材です。これに麻とホウ酸を加えたものが、上の写真のような断熱材になります。

 

 

セルローズファイバーの特徴について、少し説明します。

 

・セルロースファイバーとは、新聞古紙を再利用してできた自然素材の断熱材です。セルロース繊維は植物性の繊維であり、人体に入るようなことがあっても蓄積されずにそのまま排出されます。

 

・セルローズファイバーの最大の特徴は、湿気を吸って吐くことです。新聞紙を原材料としているので、高い調湿性能があります。湿気が多い時には吸い、空気中に湿気が少なくなってきた吐き出す。この性能があるため、室内や壁内の結露を軽減させることができます。

 

・ホウ酸による防燃処理がしてあるので、もしもの火災でも材料は焦げるだけです。そして、ホウ酸は揮発性がないため人体には影響がありません。カビや菌の発育を阻止し、鼠、ゴキブリ、白アリなどの害虫も寄せ付けない防虫性能もあります。

 

・火災の時、グラスウール等は施工が隙間気味になっている為、燃えにくいという事はありません。石油化学系の断熱材の場合は、燃え広がれば一気に燃え上がってしまいます。特に石油化学系断熱材では、火災時に有毒ガスが発生し大変危険です。しかし、セルローズファイバーは隙間のない施工が可能なので、表面が炭化してそれ以上 酸素が供給されない為、燃え広がりません。また、有毒ガスの発生もありません。

 

・セルローズファイバーは、反発力のない綿状の繊維なので時間が経つと徐々に沈下をし上部に隙間が出来るという問題があります。この問題を解決するため『麻』の繊維を均一配合する事により、ファイバーの荷重を支え、沈下を防止させる事を可能にしました。すき間の多い木造住宅では難しい防音対策ですが、高密度施工により高い防音効果が得られます。

 

・もしもの雨漏りでも、撥水処理により水をはじくので早期発見が可能です。 水を吸って材料がダメになったり木部を腐らせるのを防ぎます。

 

・接着剤を使わない乾式吹込工法が可能です。高い断熱性能で消費エネルギーを少なくするので、光熱費も安上がりです。

 

 

以上。長くなりましたが、、、

セルローズファイバーが隙間なく充填されているか?厚みはあるのか?を調べるため、一部シートを剥がしてみました。

心和の家 セルロースファイバー吹込み施工

心和の家 セルロースファイバー吹込み施工

心和の家 セルロースファイバー吹込み施工

セルローズファイバーがコンセントボックスの端まできちんと充填されており、厚みも十分にありました。ホースで吹き込むだけなのに、すごい技術です。

この様子を、お施主様もご覧になり、とても安心したようです。。。(^▽^)。。

 

セルローズファイバーを使用した住宅は、安全で耐久性があり、環境にやさしい特徴があります。例えイニシャルコストがかかっても、 長い目で見れば非常に割安です。

記:那須美樹

 
 
 

大工さんのスゴ技 ~お掃除のことも考えて~

昨年、お引き渡しをさせて頂いた『白井の平屋』ですが、
大工さんの長年の経験からの”気遣い”が感じられるところがあります。
 

玄関の扉が壁の中に引き込まれる形になっているのですが、
毎日扉を開け閉めしていると、どうしても砂や埃などが一緒に壁の中に入ってしまいます。
 
するとレールの上に砂や埃がつもり、
開け閉めの度にガタガタとするようになってしまうのです。
 

白井の平屋
そこで、扉の下の壁の一部が取り外しができる様に加工しました。
これで、ほうき等で砂や埃を掃き出すことができます。
 
 
白井の平屋
部材は、はめ込んでいるだけなので簡単に取り外しができます。
 
お家は建ててから何十年と住む場所なので、こういったメンテナンスのことも考えてあると心強いですね。

 
 
 

小学校でキャリア教育授業を行ってきました。~建築士の仕事って?~

キャリア教育授業

先日、子供達が通っている小学校より依頼があり、6年生の児童に向けてキャリア教育授業を行ってきました。
 
 

キャリア教育とは、望ましい職業観や職業に関する知識を身に付けさせ、自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力・態度を育てる教育のことです。
 
「キャリア教育」という用語は、1999年に公の文書に登場した新しい言葉ですが、実は、これと同じ意味の用語を今までも使っていました。「進路指導」です。
 
これまで「進路指導」というと、学業成績によって進路を「選択」することを重視した指導であったり、偏差値を基にするなどして、中・高等学校の卒業前に集中的に行われる指導だったため、本来の意味からかけ離れた意味で用語が使われて、広く誤解されてきました。
 
「進路指導」は、その誤解を解き本来の姿を取り戻そうとして「キャリア教育」という名称でリニューアルし、近年、小・中・高等学校で「キャリア教育」を推進する動きが活発になっているそうです。
 
 
今回、私は建築士の仕事について説明しました。
キャリア教育授業
建築士の仕事内容や、建築士になるためにはどうしたら良いか。
 
次に家づくりの流れを説明したり、木材の性質について解説したり、、、
皆さんメモをとりながら、真剣に聞いてくれました。
 
 
最後には、質問コーナーも。
「なんで、建築士という職業を選んだのですか?」
「仕事をしていて一番嬉しかったことは何ですか?」
「一番大変なことは何ですか?」といった質問や、
 
「なんで大工ではなくて、建築士を選んだのですか?」
「お給料はいくらぐらいですか?」といった質問も。。
 
ドキドキ、ヒヤヒヤしながらも何とか、答えることができました。。
 
 
今回の授業を受けて、将来この中から建築や住宅に興味を持ってくれる子供が一人でも多く出てくれたら良いな。と思います。
 
 
記:那須美樹

 
 
 

縁起の良い庭木 『南天』

赤や白の小さく多数連なった実が美しい「南天」。

 

日本ではナンテンが「難転」~難を転じて福となす~に通じることから、
縁起木として愛されてきました。

 

南天

 

 

 

 

 

 

 

特に表鬼門(北東の方角)には赤南天、

白南天

 

 

 

 

 

 

 

裏鬼門(南西の方角)には白南天が尚良しとされています。

 

 

また、昔の家のお手洗いは家の外にあるのが普通で、

そのお手洗いの周りには必ずといっていいほど南天の木が植えられていました。

 

これは「南天手水」と称して、お手洗いに水がないとき、南天の葉で手を清めるためです。

 

もう一つの理由は、お年寄りがお手洗いで転んだり、倒れたりすることが多かったため、

「南天の木につかまる」(難を転ずる)ことが目的でした。

つまり、「不浄よけ」と「生活の知恵」の両方が備わっていたのです。

 

江戸時代になると、南天はますます縁起木として尊ばれるようになります。

江戸の百科事典『和漢三才図会』には、「南天を庭に植えれば火災を避けられる。とても効き目がある」という記述があります。

 

江戸時代にはどこの家にも南天が「火災よけ」として植えられるようになり、

さらには「悪魔よけ」として玄関前にも植えられるようになりました。

 

こうした習俗は今も日本の各地に残っています。

 

 

玄関先の南天

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらのお家は、玄関前のインターフォンの植え込みに南天を。

ちょっとしたシンボルツリーにもなり、良くまとまっていますね。

 

 

 

実は弊社の入り口には、「柊南天」が植えられています。

ヒイラギも、鋭いとげで鬼を追い払う縁起の良い庭木とされているようです。

柊南天

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達が毎日、こうやって元気に働くことができるのも、

ひょっとしたらこの柊南天のお陰かもしれません。

 

 

記:那須美樹

 
 
 

建築用語って面白い

建築業者で使われている言葉は、興味深く面白いものが多くあります。

今回は、その一部分をご紹介しますね。

 

でんでん

写真の赤丸部分を、よ~く見てください。

雨樋の縦樋を外壁に固定する金属部材。これは何と呼ばれているでしょう??

 

 

この金物は、『でんでん』と呼ばれています。

 

でんでんだいこ

小さな子供をあやす、『でんでん太鼓』に似ていることから、こう呼ばれているそうです。

 
さて次は、『鶴首』です。

鶴首

軒樋を、垂木や鼻隠しに固定するための金物。

樋受け金物で、固定部分が長いものが鶴の首に似ているから、鶴首と呼ばれています。

鶴

優雅で長い首のラインが、確かに似ていますね。

 

 

最後は、『あんこう』です。

あんこう

あんこうとは、軒樋から縦樋へと移行する部分に設置する、集水枡の通称。

尻すぼみの大きな口をあけた姿が「あんこう」に似ているところから、この名前がついたそうです。

あんこうの吊るし切り

確かに、、似ていますね。

昔の大工さんたちが集水枡を見上げて、

「なんか、あんこうに似ているなぁ~」と作業の合間に話していたのでしょうか?

何だか面白いですね。

 

今度機会があったら、お家を見上げて、

「でんでん太鼓」や「鶴」や「アンコウ」を探してみて下さいね。

 

記:那須美樹

 
 
 

白井市T様邸、現場始まりました。

白井市T様邸、現場始まりました。
 

ご夫婦2人で住むのに、ちょうどいい大きさの平屋建てのお家。
片流れの屋根に、外観は焼杉で落ち着いた雰囲気です。

T様邸 パース

監修は、松井郁夫建築設計事務所です。
 

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土台の継ぎ手。
上の土台が蟻継ぎ。蟻の頭のような形のほぞを用いた継手で、主に土台、大引き、胴差し、軒桁、母屋などの横架材の継手として、多く用いられています。
下の土台が鎌継ぎ。男木の頭が「蛇の鎌首」に似ているのでこの名前が付いた継手で、蟻継ぎよりも、引張力に対抗できるように考案された継手です。
 

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棟梁の吉田聡大工が墨付けを行います。
 

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墨付けに使われる墨つぼ。長く丈夫な住まいを願い、縁起の良い鶴亀が彫られています。
 

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こちらはテンプレートです。
 

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上棟の様子。大工さんの手際良く、間柱まで入りました。
 

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吉田聡大工が、建物の四隅の柱に米、塩、御神酒をまいてお清めをします。
これから竣工まで、工事が無事進みますように。
 
11月末の完成を目指して、丁寧に造って参ります。

 
 
 

大工さんのスゴ技

現場に行くと、毎回大工さんの『技』に感心してしまいます。

今回は、その一部をご紹介したいと思います。

 

「悠遊はうす」の現場にて。神棚の雲板。

神棚の雲板

雲板の曲線が素晴らしい・・・きっちり左右対称です。

 

 

そして、階段手すりの「うけ」の板。

下に写っているノコギリで5回カットすると・・・

階段手すりのうけ半円形の曲線がきれいに出来上がります。

どのパーツも、同じ形!凄いです!!

 

 

手すりのうけこのパーツは、階段の手すりと壁の間に入ります。角が丸いと、手が当たった時も安全・安心です。

 

大工さんの『技』には、”心”がこもっています。

 

そんな”心”に触れながらの日々の生活は、きっと暖かく素敵なものになるでしょう。。

 
 
 

桧の効能について

桧は、古来より人に親しまれ「貴い木」として愛用されてきました。古代人が「火を起こす木」から「ヒノキ」と呼ばれ、現在の「桧」になったと言われています。

桧林

昔から桧には、「桧の家に住むと風邪をひかない」、「3年間は蚊がやってこない」などの伝承があります。これは桧の精油成分に自分の身を守る効能があるからです。

 

 

桧の特徴と言えば、森林の中にいるような「香り」です。この香りの元となるのが、『フィトンチッド』と呼ばれる成分で「抗菌効果」、「消臭・脱臭効果」、「リフレッシュ効果」があります。また、「肝機能の改善」にもフィトンチッドは効果的とされ、飲み過ぎ等によって弱った肝臓を桧風呂で元気にすることもできる!と言われています。

ハーフバスユニット

~桧のハーフバスユニット~

 

桧は植物の中でもフィトンチッドの含有率が高く、伐採後も発散し続けます。桧に含まれる木の香りは脳の活動と自立神経活動を鎮静化し、リラックスさせることが分かっています。血圧低下や脈拍の乱れの減少、快眠など数多くの効果をもたらしてくれます。

 

 

さて、桧をはじめとする植物がフィトンチッドを発散する本来の目的は、「植物を襲う微生物を殺菌する」ためです。植物は常に微生物に狙われ、逃げ出すこともできず、少しでも弱ると微生物に襲われ、カビが生えたり、腐ったりします。これらに対抗し、植物が自己防衛のために発散する芳香性の抵抗物質が、フィトンチッド(フィトンは植物、チッドは殺す=ロシア語)、即ち、植物が持つ殺菌効果です。このフィトンチッドは人間には有益で、精神を安定させ、大脳中枢を刺激し、体の調整を高める等の効果があると言われています。山の中で働く人たちは、二日酔いや、ちょっとした風邪等は、仕事をしている間に治ってしまうと言われており、これらがいわゆる森林浴の効能、フィトンチッドの吸収効果です。

桧の葉

桧って、すごいですね!

 

 

さて先日、現場で大工さんから「お風呂に入れると良いよ~」と、

桧をかんなで削った切れ端をいただきました。

桧の切れ端

これだけの切れ端でも、本当に良い香り。

今日、早速お風呂に入れて『フィトンチッド』の効能を試してみたいと思います。

 

 
 
 

『悠遊はうす』、着々と進んでおります。

来月完成予定の『悠遊はうす』、現場は着々と進んでおります。

悠遊はうす ロフト天井の杉板

ロフト天井の杉板。

隙間無く、ぴちっと並んだ木目が美しいです。

 

悠遊はうす 和室天井の杉板加工

大岩大工が、和室天井の杉板の長さを調整しています。

ミリ単位で長さを揃える技術は、見ていてほれぼれします。

 

悠遊はうす キャットウォークの床板加工

こちらは、キャットウォークの床板の加工。

桧板なので、良い香りがふわぁ~と漂います。

 

悠遊はうす キャットウォーク

キャットウォークを下から見上げているところ。

先程の桧板は、この部分にスノコ状に入ります。

 

完成したら、太陽の光が燦々と降りそそぎ、

桧の香り漂う素敵な空間になることでしょう。

楽しみです。。

 
 
 
 
 

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